こんにちは、はるみです。
今回は、新潟県の糸魚川市を旅してきたお話をお届けします。
この旅の目的はズバリ、日本列島誕生の秘密「フォッサマグナ」を見て、学んで、体感すること。
普段あまり意識することのない“地球の成り立ち”に触れられる貴重な旅となりました。
「フォッサマグナ」という言葉、皆さんはご存じですか?
これは、かつて日本列島を東西に分断していた「巨大な溝」に堆積した地層のことを指します。
つまり、フォッサマグナは「日本列島がつながった場所」であり、言い換えれば、日本列島の誕生を物語る「境界線」なのです。
新潟県糸魚川市は、そのフォッサマグナのちょうど西の端にあたる場所。
「日本列島がひとつになった場所」として、地質学的にもとても貴重なエリアです。
東京から糸魚川までの道のりと駅弁旅気分♪

糸魚川へは、東京駅から北陸新幹線「はくたか」に乗って約2時間13分(133分)で到着します。
乗車前には、東京駅の構内にある「駅弁屋さん」でお弁当選びを楽しみました。

種類が豊富で、どれも美味しそう!最終的に選んだのは「すき焼き弁当」。
甘辛い味付けのお肉に、ご飯がどんどん進み、ボリューム満点で大満足でした。
新幹線に揺られながら食べる駅弁って、旅の気分が一気に高まりますよね。。
姫川さくら公園の満開の桜に癒される

糸魚川に到着し、まず訪れたのは「姫川さくら公園」。
といっても、実は晩ごはんに向かう途中、たまたま車を停めたのがこの公園だったのですが……桜が満開で思わず足を止めてしまいました!


公園沿い、姫川の土手には見事な桜並木が続いていて、春風に揺れる花びらが幻想的。
夕暮れ時の柔らかな光に照らされた桜は本当に美しく、思いがけない“お花見タイム”に心がほっこりしました。
晩ごはんは「魚祭」で新鮮な日本海の恵みを堪能

夜ごはんは、地元で人気のお店「魚祭(うおまつり)」へ。
ここでは、日本海で獲れた新鮮なお刺身が味わえる「刺身定食」をいただきました。

お刺身はどれも分厚く切られていて、プリプリの食感と濃いうまみが絶品!
大盛りのごはんとの相性も抜群で、箸が止まりませんでした。お隣の席の方が頼んでいた海鮮丼もボリューム満点で美味しそうでした。
明日は、いよいよ「フォッサマグナ」を体感する一日。期待が高まります!
フォッサマグナミュージアムで学ぶ、日本列島の成り立ち

翌朝は、糸魚川が誇る「フォッサマグナミュージアム」へ。
ここでは、日本列島がどのようにして誕生したのか、地質やプレートの動きを映像や展示でわかりやすく学ぶことができます。
日本列島は、もともとひとつの大陸の一部でしたが、現在の糸魚川〜静岡〜関東のラインを境に、西と東に分かれました。
その分かれた場所に新しい地層が堆積し、日本列島の現在の形が生まれたのです。
糸魚川は、その「古い地層」と「新しい地層」がぶつかっている場所であり、日本列島が“つながった”場所でもあります。
映像で見る日本列島の誕生はとても迫力があり、まるで地球の鼓動を感じているようでした。
子どもも夢中!化石採掘体験でわくわく地質学

ミュージアム内では、化石採掘体験も楽しめます。
ハンマーを使って石を割り、中から化石を探し出すという本格的な体験で、大人も子どもも夢中になる面白さ!
なかなか化石は見つかりませんが、探す過程が楽しくて、ついつい時間を忘れてしまいます。
展示コーナーには、翡翠(ヒスイ)や様々な鉱石も展示されていて、自然の神秘を感じることができました。
<フォッサマグナミュージアム>
項目 | 内容 |
---|---|
住所 | 〒941-0056 新潟県糸魚川市一ノ宮1313 |
営業時間 | 9:00~16:30(閉館は17:00) |
休館日 | 年末年始(12/28~1/4) |
入場料 | 700円(大人)、300円(小中高校生)、無料(未就学者) ※お隣の長者ヶ原考古館と共通入場券の場合の料金 800円(大人)、400円(小中高校生)、無料(未就学者) |
駐車場 | あり(無料) |
道の駅「マリンドリーム能生」でカニ三昧ランチ♪

お昼ごはんは、糸魚川でも有名なカニスポット「道の駅マリンドリーム能生」へ!
ここには、たくさんのカニ専門店が並び、活気ある売り場でどのお店も「うちのカニが一番!」と声を張り上げていて、選ぶのが楽しい♪
その中でも一番おいしそうなカニを選び、その場でゆでてもらっていただきました。
身がぎっしり詰まった甘みのあるカニに、思わず「美味しい!」と笑顔に。
カニが大好きな子どもも夢中で殻を剥きながら食べていて、家族みんなで楽しい食事時間となりました。
ホタテやイカ焼きも美味しくて、海の幸をたっぷり堪能しました!


<マリンドリーム能生>
項目 | 内容 |
---|---|
住所 | 〒949-1351 新潟県糸魚川市能生小泊3596−2 |
営業時間 | 8:00~17:00 |
休日 | なし |
入場料 | なし |
駐車場 | あり(無料) |
フォッサマグナパークで「日本列島のつながる瞬間」を見る

旅のハイライトは「フォッサマグナパーク」。
市街地から国道148号を長野方面に進み、専用の駐車場に車を停めて、そこから徒歩で向かいます。
到着すると、東西のプレートが接する断層が目の前に!
西側にはユーラシアプレート(灰色の古い地層)、東側には北アメリカプレート(茶色の新しい地層)と、プレートの違いが目で見てはっきり分かります。



地層の変化を肌で感じられるこの場所は、まさに「日本列島がつながった瞬間」を実感できるスポットです。
解説パネルもあり、知識ゼロでもしっかり学べるのも嬉しいポイントです。
<日本列島誕生の地「フォッサマグナパーク」>
項目 | 内容 |
---|---|
住所 | 〒949-0536 新潟県糸魚川市根小屋2482 |
営業時間 | 24時間 |
休日 | なし |
入場料 | なし |
駐車場 | あり(無料) |
ヒスイ海岸で翡翠探しに挑戦!

糸魚川は、翡翠(ヒスイ)の産地としても有名。
海岸に流れ着いたヒスイを探せる「ヒスイ海岸」にも行ってきました。
浜辺にはたくさんの玉石が転がっていて、そこからヒスイを見つけるのはまさに“宝探し”。
しかし、結果は……残念ながら発見ならず。

でも、夕暮れ時の日本海の美しい夕焼けを見ることができて、それだけで心が満たされました。
<ヒスイ海岸>
項目 | 内容 |
---|---|
住所 | 〒941-0051 新潟県糸魚川市押上2丁目8 |
営業時間 | 24時間 |
休日 | なし |
入場料 | なし |
駐車場 | あり(無料) |
道の駅「親不知ピアパーク」でヒスイを学ぶ

旅の最終日は、「親不知ピアパーク」へ。
巨大なカメの石像が印象的な道の駅で、すぐそばには親不知海岸が広がっています。

ここでもヒスイ探しに再チャレンジ!
前日にヒスイ海岸で少し“目を慣らして”いたつもりでしたが、やはり見分けるのは難しい……。
道の駅の展示スペースには、大きなヒスイの原石が多数展示されており、重さや色の違いを実際に見て触れることができます。

お昼ごはんは、ここでもまたカニ!カニの天丼をいただきました。
揚げたてのカニの天ぷらが香ばしく、とっても美味しかったです。

<道の駅「親不知ピアパーク」>
項目 | 内容 |
---|---|
住所 | 〒949-0308 新潟県糸魚川市外波903−1 |
営業時間 | 24時間 |
休日 | なし |
入場料 | なし |
駐車場 | あり(無料) |
糸魚川の旅を終えて ~地球の歴史に触れる貴重な体験~

今回の糸魚川旅行は、「フォッサマグナって何?」という素朴な疑問から始まった旅でしたが、実際に訪れることで、日本列島の成り立ちや地球の動きについて深く学ぶことができました。
また、糸魚川市は「世界ジオパーク」に認定されており、自然・地質・歴史が融合した“地球の教科書”のような場所。
今後は他のジオパークも訪れてみたいと思えるほど、感動の多い旅でした。
自然の美しさ、美味しいグルメ、そして地球のダイナミックな歴史が詰まった糸魚川。
皆さんもぜひ訪れて、日本列島誕生のロマンを体感してみてください!